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小鳥のさえずり、窓から差し込む朝日、キッチンからグツグツと食欲を刺激する音と香り。 鼻歌を歌いながらピンクのエプロンでそこに立つ後ろ姿を眺めながら、のっちはうっとり溜め息を付いた。 なんか…のっち達、新婚さんみたい。なんて考えながら一人でニヤニヤしていた。自分、かなり気持ち悪いね。食欲じゃなくてむしろ性欲が刺激されてる。エプロン姿…かなり可愛い。 「のっち〜目玉焼きとスクランブルエッグ、どっちが良い?」 「スクランブルエッグ!」 「えーあ〜ちゃん目玉焼きが良い」 「…なら聞かんでよ」 クスクス笑うあ〜ちゃん。もう、そんな意地悪…まぁ可愛いから良いけど。むしろもっとやって欲しいくらい。 見てるだけじゃアレだから、何か手伝おうとあ〜ちゃんに近付いた。覗くと、やっぱりスクランブルエッグだった。 「のっちも手伝うよ」 「ほんま?じゃあ棚からお皿出して」 「うん、」 言われた通りにするのっち。かなり良い匂いがする。あー早く食べたいな。でも食べるのもったいない。うーん困った。 「あ〜ちゃん、他にやる事ない?」 「特に無いねぇ…ゲームでもしとりんさい」 「えーやだ。のっち手伝いたい」 駄々っ子みたく拗ねるのっち。だって近くに居たいんだもん。 「じゃ味見して?」 はい、とお玉にすくった野菜スープを差し出すあ〜ちゃん。熱いから、とフーフーして冷ましてくれた。正直興奮した。 「いただきまーす」 それを口に含んだ瞬間、感動した。美味しい!あ〜ちゃんは料理の天才ですか、と。 「どう?味薄かったかな」 「ううん、めっちゃ美味しい!あ〜ちゃん天才!」 「そんな褒めても何も出んよ」 笑い合うのっち達。本当に幸せを感じる。 あ〜ちゃんが綺麗にお皿に盛り付けていくのを見ていた。ジグソーパズルみたいに、段々完成に近付いて…。 「はい出来ましたー!」 あ〜ちゃんが手を叩く。のっちも拍手。見てるだけで涎が垂れそうだ。今すぐお嫁に来てよ、あ〜ちゃん。 ◆A-side◆ 「おいひ〜!」 スクランブルエッグを頬張りながら、のっちが叫ぶ。行儀悪いけど、素直に嬉しいから良しとする。上手に作れて本当に良かった。 「のっち、水族館どうする?本当に行くの?」 「うん行く行く、あ〜ちゃん行きたくないなら良いけど」 「あ〜ちゃんも行きたい」 「なら行こ!あ〜ちゃんと行きたいなって思ってたの」 ニコニコ笑って言うのっち。本当に楽しみなのが伝わってくる。あ〜ちゃんも釣られてニヤけてしまう。 のっちはあ〜ちゃんの作った料理をペロリと平らげた。ちょっと少なかったかな?と反省。 「ごちそうさまでした」 「美味しかった?」 「うん!ヤバかった!」 ヤバいって…どっちの意味にも取れるような。でも良い方に違いないよね。 あ〜ちゃんも残りをササッと食べた。冷蔵庫の中に有る物だけで出来るとは…あ〜ちゃん腕上げたかも。 「あ〜ちゃん、水族館行く前に家寄りたいんじゃけど良い?」 「うん良いよ」 のっちの格好は寝巻のTシャツに短パンというラフな格好。これで水族館は確かにちょっと…ね。だからきっと家で着替えたいんだね。 あ〜ちゃんも今日はおしゃれな格好をしよう。お気に入りのワンピースに、化粧もバッチリにして。どんな格好でものっちは可愛いって言ってくれるけど、それに甘えてちゃダメ人間になりそうだから。 「お皿、洗うね」 そう言ってあ〜ちゃんは二人分のお皿をキッチンに運ぶ。のっちも手伝ってくれた。 「そこ置いといて」 「うん」 のっちのお皿は、洗う必要のないくらいピカピカだった。 ◆19 End◆
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(キーンコーン…) 授業が終わり、船長と桃歌らんはいつも通りみくりの所へ向かう ばずだった 「きゃあ!」 「おっと」 角を曲がった瞬間、男子生徒にぶつかってしまった 「ごめんなさいっ」 桃歌らんは急いで謝ると、 「何だ…またお前か…」 聞き覚えのある声だった 「あ…あんたは…インカ!」 どうやら船長は馴染みがない様子で、 「ももらん、この人と知り合い?」 と聞く すると、桃歌らんは 「知らないし、こんな人」 と、しらをきった 「俺だってお前みたいな糞メスなんかに興味ねーよ」 桃歌らんはクスクス笑い 「そーですもんねー(笑)インカはホモだからね(笑)」 船長はその言葉を聞き逃さなかった。 「ほっ、ほもぉ!?」 桃歌らんはコクりとうなずく。 その頃annは… 「へ…っくしょんっ!」 「大丈夫かー?ann?」 「いや、どこかでホモの話が…」 目の前にいるイケメンがホモなんて、船長は信じられない様子で 「この人…こんなかっこいいのに同性愛者なの!?」 すると、インカと名乗る男は 「残念ながら俺は男にしか興味ありません、よって、てめぇらみたいな糞メスには興味ないから(笑)」 「やばぁっ(笑)」 桃歌らんがからかうが、 「氏ね」 と、返された 「ももらん!急がないと昼休み終わっちゃうよ!」 「あ!そうだ!」 二人はその場を後にして、みくりの所へ向う。 …ス 「…?」 船長は振り返った 「船長?」 「あ、いや、誰かいた気がして…」 「あ!せんちょと、ももらーんっ」 みくりは両手を広げて迎えてくれ 「みく姉~っ!」 ももらんもそれにエンジェルスマイルで応えた 「みく姉!今日の弁当は何ー?」 「今日はねー、頑張ってカルボナーラを作ってみた!」 「わぁ!麺類」 三人で屋上で食事をしてると (ピンポンパンポーン…) 突然放送が入る (一年A組…赤犬くん…至急…職員室まで来て下さい…) 「…」 「…最近よくこの人呼ばれるよね、」 沈黙を破ったのはみくりだった。 確か…この人は… 桃歌らんは少し考え その時、 「おい、」 後ろから声がした 「あ…!君は…!」 赤犬だった。 「えっと…みくり先輩と、桃歌らんですよね?」 「はい…」 「やっぱり!」 彼は急に目を輝かせ 「友達から美人姉妹がいるって聞いて、俺、一目見たかったんです!」 さらに彼の目は輝く 「美人じゃないよっ(笑)」 みくりのいつもの謙遜が始まる 「いや、二学年でもダントツですよ?」 「桃歌の自慢のみく姉だからあたり前でしょ(笑)」 「……」 …なるほど、自分の噂は無いのか、 と三人の話を聞いて船長は安心したような、さみしいような、複雑な気分になった。 「じゃ、俺はこれで」 職員室に行くのか、彼はすぐに帰った。 「…美人…ねぇ…(笑)」 「……?」 船長は誰かの気配を感じ、後ろを振り返った 「どうした?船長?」 そこにいたのは… 「兄者…?」 「なあ、Sたん、俺達出番なかったよね?」 「しょうがないよタイガ、作者が小説初心者なんだから」
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はーるがきーた!はーるがきーた!どーこーにーきたー? やーまにきーた!さーとーにきーたー!のーにーもーきたー! お耳汚し失礼いたしました。そう私が今こうして歌いましたとおり、 暖かい春がやってまいりました。そうそれは近くて遠いあの場所にも 今まさにやってきたのでございます。 『出前:さくらそばの巻(1)』 『大黒屋』 彼女の姿を見るのはいつも桜の木の前だった。 憂いを帯びた目で、じっと桜の木を見つめている。それが私の知っている彼女だ。綺麗な唐傘をくるくると回しながら、なにをするわけでもなく桜の木の前にたたずんでいる。美しかった。本当の美に必要な儚さやもろさを彼女は備えていた。だから私はひとつの美術品を見るように遠くから彼女を見ているだけだった。それで十分だった。 『夜見』 稲荷山の裏看板娘、影縫夜見は遠くから迫り来る春の陽気を、ひしひしと感じていた。またあの騒がしい季節が来るのだと思うと落ち着かない。寝起きの熊の咆哮、子猫のあくび、植物の背伸びの音に蟻のマーチ。生きとし生けるもののスタートの季節、全てのものの目覚めの時期。遠くから暖かい風が吹いてくる。さぁおいでになったわねと夜見はあくびをかみ殺した。 『お菊』 そろそろかと思っていたらやっぱり来た。春のことだ。 「今年もまた来れることができました」春はニコニコ笑いながらカウンター席に腰掛けて一息ついた。 「毎年お疲れ様だねぇ」お菊は蕎麦茶をテーブルに置くと、春の隣の席に腰掛けた。ふんわり暖かい気流が春のほうから流れてくる。 「いやいや、これが私の仕事ですから」そういって春が蕎麦茶をずずずとすする。「あぁ、美味い。毎年の楽しみなんですよ。ここで一息つくの」 「嬉しいこといってくれるじゃないか。年中無休、みんなのための稲荷山蕎麦としては最高の褒めことばだよ」そういってお菊はにっこりと微笑んだ。 「はるはるはる!」さっそく春の陽気に誘われたのか、どたどたどたと騒がしく階段を踏み鳴らして向日葵が降りてきた。 「うわっ!ほんとにいる!」おおげさに驚いた声を上げる。 「あんた、お客様に何てこといってんだい」と大きな声を出そうとするが、どうにもできなかった。春がいるからだ。 「こんにちは、夏のお嬢さん」春が優しい声で挨拶した。 「こんにちは」と向日葵は返して、それからじっと春を見つめて「春の…春の…もやもやさん?」と首を傾げている。 「もやもやさんか」あたしには男前に見えるんだけどねとお菊は笑った。春の姿は見る人見る人でまったく違うらしい。 どの姿も春なんですよと彼だか彼女だかは笑った。「ひとつのことばで表せないものが春ですから、なんら化けもんと変わりませんよ」 蕎麦茶を全て飲み干して、春はゆっくり立ち上がった。 「今年もいつもの貰えますか?」 「あいよ」とお菊はうなずいて、店の奥から袋をひとつ抱えて持ってきた。そば粉と書かれたその袋を見た向日葵が「蕎麦でも打つの?」と春にたずねている。春は違うよとクスクスと笑い、「これから春を伝えに行くのだ」と答えた。 食休み! 次へ
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《異(ゼノ・)星刻姫(アルマジェスタ) アストロア=バイコ・マスクス》 リンク・効果モンスター リンク4/風属性/サイキック族/攻2300 【リンクマーカー:右上/左/左下/下】 「アルマジェスタ」モンスターを含む効果モンスター2体以上 自分はこのカードのリンク先となるEXモンスターゾーンにモンスターを出せない。 このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 ①:自分・相手メインフェイズにカード名を1つ宣言して発動できる。 自分のデッキの一番上のカードをめくり、宣言したカードだった場合、そのカードを手札に加える。 違った場合、めくったカードを墓地へ送る。 ②:このカードのリンク先にモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。 自分の墓地から「アルマジェスタ」モンスター1体を特殊召喚する。 その後、手札を1枚デッキの一番上または一番下に戻す。 ③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。 自分は1枚ドローする。 概要 星刻姫の終着点 手札1枚(《星刻姫 ピピス=ムルシェ》か《星刻姫 アストロア=ユニカ》)+コスト3枚から出す事が出来る オリカ作成者 nonaru(歌音アル) このカードを使用する代表的なデッキ 【星刻姫】
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マリナン「勇者ウェリルに精霊の加護がありますように」 ・ ・ ・ 朝のHRが終わった。 ウェリルは… 1.フローラに校内の案内をお願いした 2.他の子に話しかけた。 -1.金髪の女の子 -2.赤毛の女の子 -3.茶髪の男の子 3.職員室に行ってみる事にした。 4.体育館裏に行ってみることにした。 5.その他() 211 : ◆f.5IBJ6osQ :2005/09/16(金) 21 32 23 ID ??? 210 では2.他の子に話しかけた。 -1.金髪の女の子 で、お願いします。 212 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/16(金) 21 37 15 ID ??? ウェリルは、フローラとは反対側隣の、金髪の女の子に話しかけた。 ウェリル「これからよろしく」 ムーン 「こちらこそ、よろしくお願いするわね。 私はムーン・ムーンブルクよ。あ、貴方の名前は聞いてたからいいわ」 ムーンは、ウェリルにニッコリと笑いかけた。 【ムーンの好感度が少しUPした!】 1.ムーンともう少し話す 2.フローラに校内案内をお願いする 3.ムーンに校内案内をお願いする 4.とりあえず授業をサボる 5.その他() 213 :ウェリル ◆f.5IBJ6osQ :2005/09/16(金) 21 38 39 ID ??? 212 3.ムーンに校内案内をお願いする で! ああ~緊張してドキドキする~ 214 :名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 21 42 20 ID Q1HnFd0Q 紫髪(FC版風)ムーンタソも出まつか。 215 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/16(金) 21 47 45 ID ??? ウェリルもムーンに微笑むと、そのままムーンの瞳を覗き込んだ。 ウェリル「じゃあさ、よろしくついでに…学校の中案内してくれないか?」 ムーン 「私が?」 ムーンはキョトンとして首を傾げた。 ウェリル「ダメかな?」 ムーン 「ダメじゃないけど、委員長に案内してもらわなくていいの?」 ウェリル「委員長は、俺の事だけじゃなくクラスの事で忙しそうだし…」 ウェリルが教室の入り口の方に目をやると、真面目な顔で他の生徒と何かを 話し合っているフローラが居た。 ムーンも、納得したように頷いた。 ムーン 「そうみたいね。じゃ、私が案内するわ。ついて来て」 ムーンが席を立ち、ウェリルもそれに従って教室を出た。 ☆☆☆☆☆ ムーン 「何処から見るの?」 1.特別教室(音楽室・理科室・美術室) 2.部室棟 3.トイレ 4.非常口 5.体育倉庫 6.職員室 7.保健室 8.プール 9.その他() 216 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/16(金) 21 48 52 ID ??? 214 それは進んで見ないとわからないでつな(w 217 :ウェリル ◆f.5IBJ6osQ :2005/09/16(金) 21 56 01 ID ??? 215 9.その他(ムーンが一番よく行く所) 218 :名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 21 58 38 ID ??? 2回目は11時から募集? 219 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/16(金) 22 09 30 ID ??? ウェリル「……ムーンのオススメは?」 ムーン 「私の、オススメ?」 ウェリル「ムーンの、良く行く場所」 ウェリルの言葉に、ムーンはちょっと迷ったような顔を見せると、クスッと 悪戯を考えた少女のように笑ってくるんっとスカートを翻した。 ムーン 「変な人ね。でも、その変さに免じて連れて行ってあげる。 ……秘密の場所よ?」 ウェリル「そこでの昼寝は気持ちいいか?」 ムーン 「クスクス、どうかしらね?私、授業をサボった事ないから」 ウェリルはムーンについて校舎の外へと歩き出した。 ☆☆☆☆☆ 学院の敷地は広い。 休み時間に端まで行くと、授業までに帰って来れないほど、広い。 ムーン 「本当は、ここ生徒会の人しか入っちゃいけないのよ」 ムーンがそう言ってウェリルを連れてきてくれたのは、植物園になっている 温室だった。 辺りには、色んな花が咲き、木や葉が茂っている。 芝生になっている場所があり、そこには寝転がれるようになっていた。 ウェリルとムーンはそこに座った。 ムーン 「素敵でしょ?ここには、世界中のお花が咲いてるのよ」 1.「ムーンて、生徒会に入ってるのか?」 2.「いい昼寝場所だ」 3.「綺麗だな」(花を見つつ) 4.「綺麗だな」(ムーンを見つつ) 5.「ここって、外に音漏れなさそうだな」(ムーンの手を引き抱き寄せ) 6.「ここって、外に音漏れなさそうだな」(ムーンを押し倒し) 7.「」(任意台詞) 220 :ウェリル ◆f.5IBJ6osQ :2005/09/16(金) 22 12 25 ID ??? 219 4.「綺麗だな」(ムーンを見つつ) イイ!イイです!選択肢に迷います! 221 :名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 22 24 14 ID Q1HnFd0Q 220 もっとはじけた選択でもイイのでないかい。 222 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/16(金) 22 26 31 ID ??? ウェリル「綺麗だな」 ウェリルは、楽しそうに笑い、日の光に金の髪を煌かせるムーンを見つめながら 呟いた。 ムーン 「そうよね、もう少しすると、あっちの花も咲く……の………」 笑顔で振り向いたムーンは、自分を見つめるウェリルの視線に気付き、頬を 染めた。 ムーン 「わ、私…そんな、変な顔してた?」 ウェリル「…変な顔?」 ムーン 「だって、貴方笑ってるじゃない」 ムーンはぷぅっと頬を膨らませ、そっぽを向いた。 1.「別に…。ムーンが楽しそうだから」 2.「スッゲー変。ここにこんなイイ男がいるってのに、花ばっか見てんだもんな」 3.「変じゃない。……可愛いぜ?」 4.「エロっぽいなぁ…ってさ(ニヤリ)」 5.「」(台詞任意) 223 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/16(金) 22 27 53 ID ??? 221 まぁまぁ(w 純愛も鬼畜も紙一重ということで…(ぇ 224 :ウェリル ◆f.5IBJ6osQ :2005/09/16(金) 22 28 26 ID ??? 222 3.「変じゃない。……可愛いぜ?」 で! 221 すいません、乙女回路が作動してて…orz 225 :名無しさん@ピンキー:2005/09/16(金) 22 32 09 ID ??? 純愛マンセー 鬼畜分禁断症状はゴーユ御大のログで耐えるんだ! 226 :種 ◆GM/x/EtttA :2005/09/16(金) 22 34 51 ID ??? ウェリルは立てた片膝に肘をつき、頬杖をつくと、ムーンの瞳を覗き込んだ。 ウェリル「変じゃない。……可愛いぜ?」 ムーン 「っ!!な、何言ってるのよウェリル君ったら」 ムーンは真っ赤になり俯いた。 ムーン 「…ウェリル君、相当遊んでるでしょう?」 ウェリル「さぁな」 ウェリルはムーンの言葉にクスクスと笑いながら肩を竦めた。 一日目、HR後休み時間 終了……とぅびぃこんてにぅ。。。。 ウェリル ◆f.5IBJ6osQさん、お疲れ様でした。。。。。 今回の好感度、その他 ================================== HR後 【ムーンの好感度が少しUPした!】 +4 どこに誰と? 【ムーンの好感度が少しUPした!】+4 どこに行く? 【ムーンの好感度が少しUPした!】+4 温室植物園で… 【ムーンの好感度がUPした!】+7 変? 【ムーンの好感度が大きくUPした!】+10 結果(◆→パラメーター変化) =========================== 好感度/隷属度 ◆ムーン +33/±0 親友 院生 カレン +19/±0 友達 【指名可】 マリベル +16/±0 友達 園生 フローラ +10/±0 友達 院生 ミネア +8 /±0 友達 院生 ???? +9 /╋3 友達 院生 ???? +3 /±0 友達 院生 ===========================
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ネットの性格診断をやってみた勇者部 友奈→モテタイプ診断 あなたは【小悪魔系キュート】なタイプ。 その魅力はなんといっても、相手を振りまわしてクスクス笑っているようなところ。 ちょっぴりSっ気があって、あなたの言動にオロオロしている相手を見ると、思わず「うふふ」と微笑みたくなることがあるでしょう。 とてもキュートなルックスだけど、それだけではとどまらない、アブナイ魅力の持ち主といえそう!! パッと目立つので、周囲の目を惹きつける力はピカイチです。 あなたのモテ・カラー:レッド、ブルー 風「ほっほーう。なかなかやり手じゃのう」 樹「ジゴロですー」 友奈「えー!私、小悪魔なんかじゃないよう」 東郷(…レッド)チラッ 夏凜(…ブルー)チラッ 東郷→あなたはどんなタイプのヤンデレ? 東郷美森は「独占恋愛型」です。またの名を『泥棒猫は悪・即・斬』型。 意中の人を独占する為に、相手に近付く悪人(主観)を排除しようとするタイプ。 嫉妬の対象が意中の人になる場合がある。 東郷「なんで私は、こんなのやらされてるんでしょうか?」 風「いやいや、他意は無いってば。遊び遊び!」 東郷「…まぁ、あながち間違った診断結果でもありませんが」 夏凜(なんか寒気がするんだけど) 夏凜→片思いの相性チェック あなたと相手の相性度は【97%】 気になる相手と、今すぐにでもおつきあいすることができそうな雰囲気です。 ふたりきりになれる時間をあなたのほうから積極的に作っていくようにしてみましょう。 相手の行動を待つのではなく、思いきってあなたの方から行動していくことがポイント。 相手の様子を窺いつつ、まんざらでもなさそうだったら一気に告白してみるのもアリです。 あなたの攻め方次第では、きっとうまくいくはずです。ときどき自分を振り返りながら、勇気を出して行動を! 夏凜「か、片思いなんてしてないわよ!」 風「でも律儀に診断しちゃうにぼっしーちゃん、まじちょろいわー」 夏凜「だからにぼっしー言うな!」 夏凜(私のほうから積極的に、か…)チラッ 友奈「なに?」 夏凜「な、なんでもないわよ!」 東郷「……」 樹「東郷先輩がこわい…」 樹→あなたは将来、結婚できる? あなたが将来、結婚する確率は【98%】ぐらいで、友達より早く結婚することになりそうです。 甘えたがりで、淋しがり屋の一面があるあなたは、「ひとりでいるのがイヤ」「ずっと好きな人と一緒にいたい」という思いがあるため、誰よりも早く結婚することになりそう。 「思い立ったが吉日」とばかりに、離れたくない好きな相手ができたときが、婚期となるでしょう。 大好きな人に甘えたり、甘えられたりして、スイートな家庭を作ることになるでしょう。 あなたが結婚する予想年齢:16歳頃 風「やだー!樹はお嫁に出したりしないもん!!」 夏凜「落ち着けシスコン!」 樹「あはは…」 東郷「樹ちゃん、このままだと風先輩と結婚することになりそうね」 風「うん。そうしましょうか」 友奈「風先輩、すごい真顔!」 風→あなたのシスコン度診断 シスコン度 86 依存度 95 熱愛度 89 一線を越える確率 99% 夏凜「納得」 東郷「納得です」 友奈「すみません風先輩!フォローできません!」 樹「…お姉ちゃん」 風「私をオチにすんな!ああ、そんな目で見ないで樹!」
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「汁会」とは? 「汁会」とは? 「もやしもん」「純潔のマリア」担当さんが先生を慰労するために、お手製の「汁物」などの料理をふるまう会です。 2014年6月から、「夜食会」となりました。 ※毎回あるとは限りません。 通番 日付 汁 固形物 迎撃側(石川先生) 22 2014/11/ 9 ■マリアのキャラケーキ(タカハシ氏) ■利き「醤油」リターンズ 21 2014/10/12 カレー対決(ミムラ氏 vs タカハシ氏)■キーマカレー(タカハシ氏)■マトンビリヤニ(炊き込みご飯)、スープカリー、パクチー・カルダモン添え※インド料理(ミムラ氏:店屋物) 20 2014/ 9/ 6 ■温かいポテトのティンバッロ・キャビアのせ(円筒型の詰め物料理)※イタリア料理(タカハシ氏) 19 2014/ 8/10 ■ムサカ(アルテミスの顔型)(ミートソースと夏野菜の重ね焼き)※ギリシャ料理(タカハシ氏) 18 2014/ 7/ 6 トルコ料理■アジルエズメ(ピリ辛ディップ)■フムス(ヒヨコ豆のペースト)■キョフテ(肉団子)(タカハシ氏) 17 2014/ 6/22 ■ふくろうの森弁当(キャラ弁)(ふくろうのおにぎり[鮭/たらこ/ちりめん山椒/カレー/そぼろ]・星型の卵焼き・ミニハンバーグ・サラダ)(タカハシ氏) 16 2014/ 5/11 ■新タマネギとパセリのポタージュ汁(ミムラ氏) ■塩ゆで豚(梅肉添え・レタス巻き+自家製ソース)(ミムラ氏) 沖縄土産■ラフテー(豚の角煮)■ヒージャー(ヤギ)汁 15 2014/ 1/12 ■鶏汁・パクチー入り(ミムラ氏) ■スパイスカレー(ミムラ氏) 14 2013/12/15 ■ローストビーフ お手製ワインソース(ミムラ氏) 13 2013/11/10 ■親ガニの味噌汁(セコガニ)※鳥取の郷土料理(ミムラ氏) 12 2013/10/ 5 ■芋の子汁(しょうゆ味)※秋田の郷土料理(ミムラ氏) 11 2013/ 9/ 7 ■トムヤムクン・ココナツミルク入り(ミムラ氏) ■猪の焼肉(ミムラ氏) 10 2013/ 5/12 ■ローストチキンの洋風サムゲ汁(ミムラ氏) ■金井チーフ家のカレー(金井氏) ■ワイン「ジュヴレ・シャンベルタン」と「めんたい煎餅」とのノンマリアージュ 9 2013/ 3/10 ■モロヘイヤのスープ※エジプト料理(シオダ氏)■クジラ汁2種(ノーマル・粕汁アレンジ)※函館名物(ミムラ氏) ■クスクスのスイーツ※エジプト料理(シオダ氏) 8 2012/11/12 ■こづゆ※会津の郷土料理(シオダ氏)■なべっこ+きりたんぽ鍋の合体・洋風アレンジ(ミムラ氏) ■にゅうめん+北海道名物じゃが豚・じゃが蟹入り※汁会一年の総括として 7 2012/ 9/10 ■ボルシチ(シオダ氏) ■ピタパン■カルヌヤルック※茄子と挽肉のトマト炒め(トルコ料理)(ミムラ氏) 6 2012/ 7/17 ■ガンボ汁※オクラのスープ(アメリカ料理)(ミムラ氏) ■利き「だし巻き卵」■利き「黒豆」(シオダ氏) ■ワイン「ニュイ・サン・ジョルジュ」とのノンマリアージュ 5 2012/ 5/13 ■しっぽ汁(ミムラ氏) ■利き「醤油」 4 2011/11/13 ■三平汁(ミムラ氏) ■ワイン「ラ・ターシュ」とのノンマリアージュ 3 2011/ 9/ 7 ■ビスク汁※フランス料理(ミムラ氏) ■利き「カツゲン」 2 2011/ 7/29 ■ヴィシソワーズ(ミムラ氏) 1 2011/ 7/11 ■冷や汁(ミムラ氏)
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第五十六話:(二日ロス) 歩「う・・うぅん・・・」 ペ「歩美?大丈夫?歩美?」 歩「う・・・、ペレンネ・・・」 ペ「ああ、よかった・・・」 歩「・・・ここは?」 ペ「ああ、ソウジンシティの共用避難所。二日前から居るんだ」 歩「そう・・・。え?二日!?」 ペ「そ」 歩「私・・・」 ペ「僕はその時まだ気絶してたから・・・」 E「崩れた家の残骸から未歩さんを守ろうとしたんですよね」 歩「EV」 E「治ってくれてよかったです。二日も目を覚まさないから・・・、みんな心配がってました」 ペ「僕もそうだったけど、特に進はね。少し痩せたんじゃないかって思うぐらいだよ」 歩「・・・そう言うあなたも、一睡もしてないのね?」 ペ「え?」 歩「目の下にクマあるわよ?」 ペ「ホント?」 歩「ええ。フフッ」 私は辺りを見回した。 避難所だからここにいる人達は避難してきた人達って事だ。 大体二十人ぐらい。 それでも結構広い。 歩「・・・あれ?他のみんなは?」 E「逃げ遅れた人が居ないか探してます。それに水を確保という事で生きている温泉を探しに」 歩「未歩が凄い事になりそう・・・」 ペ「察しの通りだったよ」 E「彼女も怪我をしてるんですけどね」 歩「守りきれなかったのね・・・」 ペ「でもその傷気にしてないんだよ未歩は」 まあ案の定だ。 そして探す速度はとんでもないんだろう。 進「ただいま」 E「おかえりなさい、進さん」 歩「おかえり」 進「歩美!大丈夫か?」 歩「うん、ほら、イッタ!!」 進「おいおい!ペレンネ!EVも!なんで言ってないんだよ!」 ペ「いや、ちょっと舞い上がってて・・・」 E「私もついうっかり・・・」 歩「はぁ?」 進「良いか歩美?お前は左後ろ足、右前足を折ってる。それにあちこち打ち身だらけだ」 歩「うわ・・・」 進「絶対に動くな。良いな?お前の為だ」 歩「はいはいはい・・・」 そのまま待つ事二十分。 他のみんなが全員帰ってきた。 未歩は尻尾を痛めたらしいが生きている温泉を見つけてかなり上機嫌ではね回っていた。 スピアはかなりグッタリしていた。 大方未歩と一緒に温泉を探していたのだろう。 他のみんなは救助の方に行っていたらしい。 未「温泉♪温泉♪ねー、早く行こうよー!」 歩「落ち着きなさいよ・・・。・・・?あら?フィーネ?」 フ「?どうかした?」 歩「なんでいるの?」 フ「居ちゃ悪い?」 フィーネはクスクスと笑った。 状況を飲めていない私はポカンとしているだけだった。 フ「一応恩返しのつもりよ。進くんに助けてもらったしね」 歩「へぇ」 フ「まあ、すぐに居なくなるから心配しないでね」 歩「何を?」 フ「あなたのお兄さん盗ったりしないわよ」 フィーネはからかうようにまた笑うと、進にウィンクして部屋の隅の方へ行った。 進は白けた顔でそれを見ている。 他のみんなは失笑と言った具合だ。 一瞬動揺したのは私だけだったらしい。 なんだか悔しかった。 ≫第五十五話へ ≫第五十七話へ
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前ページ次ページ斬魔の使い魔 学院と言うだけあって、無論、授業もある。 包帯の数が増えた九郎は、ルイズに連れられて教室に入った。 大学の講義室のような造りに、一瞬、ミスカトニック大学に来てしまったのかと言う錯覚に陥る。 二人の姿を見かけた生徒からクスクスと笑い声が起こる。 明らかにこちらを見て笑っている。 ルイズは我冠せずといった様子で歩いていく。 微妙に肩が震えているところから、我慢しているのが見て取れる。 (なんだかなあ……) こういうのは嫌いだ。何とかしてやりたいと思うが… 明らかに自分のせいで笑われている。 他の生徒たちが連れている使い魔は、幻獣や動物など多種多様な生物。 人間は九郎ただ一人。 どうすることもできないもどかしさを感じた。 ルイズが席の一つに腰をかけた。 その隣で九郎も席に着く。ぎろりと睨むルイズ。 「そこはメイジの席。使い魔は床に座るの」 「いやぁ、私の身体では無理があると思いますですよ、はい」 九郎をじろりとねめつける。 確かに九郎は意外と体格がいい。ただでさえ狭い机と机の間に座るのは無理があるだろう。 「しょうがないわね。特別よ」 「はい、ありがとうございますぅ」 にこやかに答える九郎を不思議そうな目で見るルイズ。 「何か随分と楽しそうね」 「え? だって学校なんて久しぶりだから、懐かしくてつい」 「ふうん、貴方の故郷にも学校なんてあるんだ?」 「ああ、ミスカトニック大学っていって、でっかい時計塔が特徴なところさ」 「ふうん、聞かない名前ね。よっぽどの田舎の学校なのね」 (まあ、別の世界の大学だからな……) 九郎は思ったが口には出さない。 混乱を避けるために異世界から来たと言う話はしていない。しても、信じないだろうが。 と、急にルイズの表情が不機嫌になり、 「またタメ口を聞いた! ご主人様には敬語を使いなさい!」 「――えっ? あ、はい、分かりましたぁ!」 そうこうしているうちに扉が開いて、教師のシュヴルーズが入ってきた。 子供の絵本に出てくる、優しい魔法使いのおばさんという感じの女性だ。 教室を見回すと優しく微笑み、 「どうやら皆さん、使い魔の召喚には成功したようですね。おや、ミス・ヴァリエールは変わった使い魔を召喚したようですね」 教室が笑いに包まれる。 「ゼロのルイズ! 召喚できないからって、その辺歩いていた平民を連れてくるなよ!」 「違うわよ! ちゃんと召喚したわよ!」 「嘘つくな! サモン・サーヴァントができなかったんだろ!」 さらにクスクスと嘲笑が漏れる。 何事か言い返そうとしたとき、笑っている生徒の口に赤土の粘土が押し付けられた。 教壇ではシュヴルーズが杖をふるっていた。 「お友達を馬鹿にしてはいけません。貴方達は、その格好で授業を受けなさい」 教室が静まり返る。 九郎はシュヴルーズを何ともいえない表情で見た。 最初に余計なことを言ったのはそっちでは、と思ったが、口には出さなかった。 この世界では異邦人である九郎。そこまで深く関わるには、まだ日が浅すぎた。 コホンと咳払いをして、シュヴルーズの授業が始まった。 先ほどの騒動はさておき、九郎にとって異世界の魔法の授業と言うのは興味を惹かれるものだった。 元の世界との相違。似ている部分、違っている部分。 色々と学ぼうと決めていた。 いつか来るべきマスターテリオンとの闘いに備えて。 魔法の四大系統、失われた五つ目の系統『虚無』、メイジ各々の属性。 メイジのレベルを決める呼び名『ドット』『ライン』『トライアングル』『スクウェア』。 とりあえずこれらがこの世界の魔法形態の初歩的なことらしい。 そして、シュヴルーズは土系統のトライアングルとのこと。 九郎の世界でも、魔術師の位階を表すための呼び名があった。 『アデプタス・イグゼンプタス』『アデプタス・メジャー』『アデプタス・マイナー』など。 この世界のスクウェアはどれに相当するのか? 学ぶべきことは多い。 授業は実演になった。 シュヴルーズが石ころを光る金属へと変えた。 キュルケが身を乗り出した。 「ゴゴ、ゴールドですか!? ミセス・シュヴルーズ」 「いいえ違います、これはただの真鍮です。ゴールドを錬金できるのはスクウェアクラスのメイジだけです。 私はただの……トライアングルですから」 その様子を見ていた九郎は、ふと思いたち、ルイズに尋ねる。 「あのぉ、ご主人様のレベルは何でしょうか?」 「……なんでそんなこと知りたいわけ?」 凄まじく冷たい視線を向けてくるルイズ。 やべ。何か地雷を踏んだ? 「いやあの……使い魔として知っておいた方がいいかなあと……」 「いちいち知る必要はないの。そんなこと気にしないでよ」 「は、はい……」 何故怒っているのか理解できず押し黙る九郎。 「ミス・ヴァリエール! 授業中の私語は慎みなさい!」 「は、はい! すいません!」 シュヴルーズに見咎められた。 貴方のせいよと言わんばかりにこちらを睨みつけるルイズ。 その様子を見ていたシュヴルーズがさらに続ける。 「使い魔とお喋りしている暇があるのなら貴方にやってもらいましょう」 「――えっ? 私ですか?」 「危険です!」 キュルケが立ち上がり叫んだ。顔面が蒼白だ。 「危険? どうしてですか?」 「先生はルイズを教えるのは初めてですよね」 「ええ、でも彼女が努力家だと言うことは聞いています。ミス・ヴァリエール、気にしないでやってごらんなさい。 失敗を恐れていては何もできませんよ」 促すシュヴルーズ。 口々に静止の言葉を口にする生徒。 訳が分からず目を丸くしている九郎。 そして、ルイズは、 「やります」 立ち上がり、教壇まで降りた。 その間に、生徒達は机の下に隠れるなどをし、身を隠した。 シュヴルーズの隣に来ると、教卓に置いてある石ころに向かって杖を構えた。 「ミス・ヴァリエール。錬金したい金属を、強く心に思い浮かべるのです」 「……はい!」 (大丈夫……私はルイズ。やれば、できる!) ルイズは目を閉じ、短くルーンを唱え―― ――!? 突然、身体の中から魔力があふれ出す感覚が湧き起こった。 その感覚を放出するように素早く杖を振るう。 次に起こる惨劇を予想し、身構える生徒達。 石ころは光り―― 「素晴らしいです! ミス・ヴァリエール!」 教室にシュヴルーズの賞賛の声が響いた。 何事かと身を起こす生徒達の目に映ったのは、笑顔のシュヴルーズ、驚いた顔で固まっているルイズ、そして―― ――銅へと変化した石ころだった。 『工エエェェ(´д`)ェェエエ工』 生徒達の驚愕の声が一斉にこだました。 「嘘だ!」 「ゼロのルイズが成功した!?」 「夢だ! ええい! 早く覚めろ!」 呆気にとられる者。 頭を抱える者。 頬をつねる者。 多種多様な行動を取る生徒達。 シュヴルーズの制止の声も届かない。 そんな中、当のルイズはと言うと、自分が錬金させた銅を見ながら、未だ呆然としていた。 まだ頭の中で、目の前で起こった現実を理解できずにいる。 しかしそれも束の間。 目の前の現実を理解すると、左手は可愛く握りこぶしを作り、右手は持っていた杖を強く握り締め、その口元には笑みが浮かぶ。 そして、 「やった―――――っっ!!」 文字通り、飛び上がらんばかりに喜んだ。 そのまま走り出しかないほどの様子だ。 その様子を複雑な目で見ているものが二人いた。 豊満な胸を反らして、大きく溜息をつくキュルケ。 「あーあ、とうとう成功させちゃったか。つまんないのー」 そして、誰にも聞こえないほどの小さい声で呟く。 「ま、とりあえずはオメデト、ルイズ」 そして、もう一人。大十字九郎。 観察するような、睨むような、そんな目でルイズを見ている。 (ルイズが錬金をした瞬間に感じたのは……) それは、とても懐かしい気配。 それは、とても力強い気配。 それは―― (何で、あいつから……?) 彼のパートナー、アル・アジフの気配。 前ページ次ページ斬魔の使い魔
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